カナダへの移住費用は500万円?1年間の生活費を見積もった

image-lifecost-1 生活全般

どうも、たいちです。

カナダへの移住を検討するにあたり、1番の問題はもちろん「費用」ですね。

「海外移住はすごくお金がかかりそう」というイメージが強いと思います。

ふと、海外移住ってよさそうだな〜と考えたとしても、
「だけど、自分にはそんなお金はないし」と、最初からあきらめてしまっていませんか?

でも、実際に「自分の貯金」と「移住にかかる費用」を比べて検討した人は少ないと思います。

そこで今回は、「家族でカナダへ移住すると費用がどのくらいかかるか?」を見てみましょう。

 

一番イメージしやすいのは「1年間の生活費がいくらか?」だと思います。

我が家ではカナダへ移住して半年以上が経過しました。

「この半年間の生活費」から、「1年間の費用を見積もります。

あわせて、どんな項目にどれくらいの費用がかかるのか?もお伝えしますね。

では見ていきましょう。

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移住に関する我が家の状況(費用見積りの前提)

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「移住に関する我が家の状況」をお伝えしておかないと、あなたの置かれた状況と比べにくいですよね。

費用を見積もる前提になりますので、先にざっと確認してみてください。

・我が家は3人家族
・カナダに来てからアパートメントを探したので、ホテルに2週間ほど滞在
・子供は day care(保育園)に通園
・1名は語学学校へ通学(学生ビザで入国する場合、国に認められた学校への通学は必須)
・パスポートは既に取得済みであったため費用に含まず
・航空券についても全てマイルで購入したため金額に含まず
・大量の洋服を日本から持ってきたため、基本的に服は買わない
(ちなみに服の購入は、都会にはユニクロ、田舎でもH&Mなどあります。)
・お酒、おやつはあまり我慢できない…
・その代わり、外食はなるべくしないように気をつけてる
・せっかくだから旅行にはそれなりに行きたい(2ヶ月に1回くらい)

うちは「お金を節約しているような、していないような?」という一般的な家庭です。

 

カナダでの1年間の生活費はいくら?


「1年間の生活費」の見積りは以下のとおりです。

No.費用項目1年間の見積(カナダドル)
1家賃14,400
2テレビ・ネット746
3電気・
ガス
720
4携帯1,465
5保険2,040
6食料品・日用品15,987
7外食2,001
8家具1,613
910,967
10バス・タクシー663
11学校10,060
12保育園7,200
13ホテル・レジャー3,437
14その他528
合計71,828

 

費用項目ごとの解説

「1年間の生活費」の見積りについて、以下で費用項目ごとに解説します。
(項目番号は上の表と対応します)

家関係 合計19,370ドル (表のNo.1~5)

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1. 家賃 14,400ドル

 
アパートメントの3ベッドルームで、家賃は月々1,200ドル。

ここは田舎なので、東京に比べれば相場は安いですが、日本の地方よりは高いです。

家族3人に3ベットルームは広すぎます…狭めの物件は見つけにくかったです。

2. テレビ・ネット 746ドル

テレビは小さい最安値のものを購入。
学生向け&アパート限定プランで、毎月の支払いは通常より安め。

月々の内訳としては、以下の通りです。
・テレビ 28ドル:こちらは基本ケーブルテレビです。最低限のチャンネル数。
・インターネット 34ドル:毎月300ギガまで使えるプラン

ケーブルテレビは高いので契約してない家庭も多いです。
子供向けのチャンネルは英語の勉強になるので、うちは契約して良かったです。

3. 電気・ガス 720ドル

水道代と駐車場代が家賃に含まれているので、電気とガスのみを支払い。
(電気とガスまで家賃に含まれるのが、こちらの一般的な契約)

日本と比べて少し安めのイメージですが、冬は寒いので暖房代がかかります。

4. 携帯 1,465ドル

家に電話は引かず、自分と奥さんの2台分の携帯を契約。
日本でいう格安SIM会社はあまり無く、ドコモなどの大手から選ぶイメージです。

無料通話が5時間分付いているので、割高には感じません。
カナダでは、結構電話をかける場面が多いので助かってます。

月々のデータ使用量は2ギガです。
奥さんはスマホを持ってなかったので機種を分割購入していますが、その分の加算は月々4ドル程度です。

5. 医療保険 2,040ドル

社会保険に加入していないので、3人とも医療保険に加入しています。
語学学校から紹介を受けたプランにそのまま加入したので、高いか安いかわかりません。

 

買い物関係 合計19,602ドル (表のNo.6~8)

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6. 食料品・日用品 15,987ドル

食料品や日用品の物価は日本とそれほど大きくは違いません。
月々10万円程度の計算なので、もっと節約できると思います。

お酒とおかしは我が家の生活のインフラなので、なかなか減っていきません…

7. 外食 2,001ドル

外食は日本と比べてもかなり高いです。
消費税が13%で、さらに同額程度のチップもかかります。

外食はしないと決めれば、いくらでも削れる項目です。

8. 家具 1,613ドル

主にテレビ、テーブル、イス、ソファー、ベッドをIKEAで購入。

アパートメントには、冷蔵庫、電子レンジ、オーブン、食洗機が備え付けで、
洗濯機、乾燥機も共用のものを無料で使えます。
そこそこの値段のアパートメントであれば一般的な装備だと思います。

 

移動手段関係 合計11,631ドル (表のNo.9~10)

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9. 車 10,967ドル

車はリース契約で年間7,000ドル程度、車両保険が年間3,000ドル程度、あとは主にガソリン代です。
これは購入方法などによって大きく変わってくる部分かもしれません。

こちらの記事で車や保険について詳しく書いています。
カナダの田舎では車が必須!購入それともリース?の記事
カナダの自動車保険は高い!コツを押さえて少しでも安くの記事

10. バス・タクシー 663ドル

車を買うまではバス・タクシーを頻繁に使っていました。
バスは回数券を買えば1回2ドル程度、定期が1ヶ月80ドル程度です。
現在は飲み会へ行くのにタクシーに乗る程度ですが、チップを含め1回15ドル平均です。

 

学費関係 合計17,260ドル (表のNo.11~12)

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11. 語学学校 10,060ドル

やはり、高いです…。

学生ビザで入国する場合、国に認められた学校への通学は必須となります。
そのため、学費の安い町の個人塾のような学校は公認されておらず、
ここで節約するのは、なかなか難しいと思った方がいいかもしれません。

ただし、1度につき1ヶ月程度なら休学できます。
我が家では半年に1ヶ月は休学して節約する予定です。

12. 保育園 7,200ドル

これも高いんですよね…。

週3回のパートタイムで1日50ドル程度です。
そのため、月々600ドルくらいはかかる計算になります。

もちろん子供を保育園に通わせないという選択も可能です。
それだと日常的に英語に触れさせる機会がかなり減るので、必要な費用だと割り切っています。

こちらの記事で保育園や幼稚園について詳しく書いています。
カナダの保育園の料金やシステムはこんな感じです。の記事
オンタリオ州では4歳から幼稚園が無料?カナダの幼稚園と保育園事情の記事

 

その他 合計3,964ドル (表のNo.13~14)

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13. ホテル・レジャー 3,436ドル

ここは見積もりが難しい部分です。

たくさん観光に行けばお金がかかりますし、一切どこにも行かないと決めるのも可能です。
せっかくカナダに来ていて車も持っているので、色んなところに行ってみたいです。

カナダといえばナイアガラの滝、アルゴンキン州立公園が有名ですし、アメリカへも車で行けますね。
もし興味があれば以下の記事へどうぞ。

一生に一度は見ておきたいナイアガラの滝の記事
逃げ恥に登場のワイン産地?ナイアガラオンザレイクのアイスワインフェスティバルの記事
カナダの秋はアルゴンキン州立公園でハイキングの記事
アメリカのドライブ旅行マニュアル(カナダから車で入国)の記事

14. その他 528ドル

ここは本当にその他の雑多な項目を集めただけです。

 

まとめ

我が家における「半年間の生活費」に基づき、「1年間の費用」を見積りました。

結果としては、見積り費用の合計が71,828ドルとなりました。
日本円にするとだいたい625万円(71,828カナダドル×87円で計算)です。

内訳は以下のようになります。

・家関係 合計19,370ドル
・買い物関係 合計19,602ドル
・移動手段関係 合計11,631ドル
・学費関係 合計17,260ドル
・その他 合計3,964ドル

ただし、カナダまでの飛行機代は含んでいませんので、ご注意ください。

以下の節約が十分にできれば、費用は500~550万円くらいに抑えられるかなという印象です。

  • 最低限の狭い家を探す
  • 食料品を安く貯め買いする
  • 外食はしない
  • 旅行はしない
  • 飛行機代を早割、マイルで節約する

あなたの移住費用のイメージと比べていかがでしたか?

それくらいの費用なら、がんばれば何とか移住できるかなという希望になれば幸いでです。

その逆だったらごめんなさい…。
あくまで1年間の見積りなので、期間を短くして調整もできます

ではまた。

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