どうも、たいちです。
もしあなたがカナダのオンタリオ州に住み、収入が無いまたは低いなら、子供の保育園代について補助を受けられるかもしれません。
今回は『Child Care Fee Subsidy』という補助金のプログラムを紹介します。
もしこのプログラムの適用を受けられたら、数万円の補助金を毎月受けられるかも。
子供の保育園代は高いので、受けられれば家計が変わりますよね。
利用しないともったいないので、今回の記事で内容をチェックしてみてください。
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『Child Care Fee Subsidy』はどんなプログラム?
カナダのオンタリオ州に住む家族を対象に、一定の条件を満たす場合、子供の保育園代に対して各市(例えばトロント)が補助金を払ってくれる制度です。
制度は市ごとに定められていますが、オンタリオ州の市なら大体同じ。
グーグルで検索する場合は、「市の名前」+「Child Care Fee Subsidy」で調べられます。
例えばトロントなら、以下のホームページが見つかります。
トロントのChild Care Fee SubsidyのHP
今回の記事では、トロントを例にプログラムを説明していきます。
私はトロント以外の市に住んでおり、「トロント」と比較しながらこの記事を書きましたが、両者はほぼ同じ内容でした。
誰がプログラムを利用できる?
あなたの家族が以下の条件に当てはまるなら、補助金が受けられるはずです。
- 12歳以下の子供がいる
- オンタリオ州の各市に住んでいる
- 所得が無い、または低い(下記の「所得に応じた補助の有無」を参照)
- 両親ともに、働いているか職探し中、またはフルタイムの学生で、子供を預ける必要がある
- または、子供が病気などの特別な状況にある場合
所得に応じた補助の有無
所得の額に応じて補助が受けられるかどうかが決まります。
各市のHPには、補助がいくら受けられるかを確認する機能があります。
例えばトロントなら、具体的な補助の有無を、以下のHPで確認できます。
Child care fee subsidy calculator(トロント)
具体的には、以下の手順で計算できます。
- 「step1」で、保育園に通わせる子供の人数を入力
- 「step2」で、家族の所得の金額を入力
- 「calculate」ボタンを押す
- あなたが負担すべき金額が算定される(例えば金額が「0」なら負担は「0」。つまり全額補助)
プログラムの詳細
この『Child Care Fee Subsidy』プログラムについて、知っておくべき詳細は以下の通りです。
- カナダの子供手当であるThe Canada child benefit (CCB)とは別の制度
- 全ての保育園に対し、このプログラムが適用される訳ではない(例えばトロントなら、以下のリストでどの保育園が対象となるか確認できる)
A – Z list of Licensed Child Care Centres(トロント) - プログラムに申込むとウェイトリストに名前が載り、自分の順番が来て初めて補助が受けられる
- ウエイトリストのトップに自分の名前が来たら、ケアワーカーと面談して要件を満たせば補助が開始
- 「補助金のウエイトリスト」と「保育園のウエイトリスト」とは別なので、それぞれ申込が必要
- 子供が生まれる前からウエイトリストに登録できる
申請に必要な書類
申請に必要な書類は次のとおりですが、各市によって多少の違いがあるかもしれません。
- 家族のID(全員分のパスポートでOK)
- 現在の住所を確認できる書類(アパートの賃貸契約書や、ハイドロの請求書など)
- 勤務からの「勤務証明」、または学校からの「通学証明」
- Social Insurance Numbers(SINナンバー、社会保険番号)
- 収入額の証明:Canada Child Tax Benefit statement (CCTB)またはNotice of Assessment (NOA)
我が家は学生で「SINナンバー」「収入額の証明」はありませんが、申請には問題ありませんでした。
申請の方法
申請は「インターネット」でのオンライン申請が基本です。
例えばトロントなら、インターネットでの申請は以下のページからできます。
Apply for child care fee subsidy(トロント)
我が家は、制度の仕組み自体よくわからなかったので、市の窓口へ行って説明を聞きながら申し込みました。
最も確実な方法かと思います。
申請に不安があれば、トロントでもこのようなページが用意されています。
How to reach us(Child Care Fee Subsidy )
まとめ
今回は『Child Care Fee Subsidy』という補助金のプログラムを紹介しました。
あなたの家計に大きな影響を与える「子供の保育園代」の負担が、少しでも軽くなることを願います。
オンタリオの保育園に関しては、以下の記事もどうぞ。
カナダ(オンタリオ州)の保育園の料金とシステムの記事
それでは。
コメント
たいち様
プロフィールを含め読ませていただきましたが、私と境遇が似ている部分もあり大変参考になりました。ありがとうございます。
今回ブログのsubcidyについても大変興味があり、もし可能であれば教えていただきたいのですが、例えば、たいち様御一家のように語学学校に通いつつ申請した場合に、休みは取得可能なのでしょうか?
例えば、
①子供の発熱等家庭の事情で学校を休まざるを得ない場合
②語学学校が認めているバケーション制度を活用した場合
等々内容により様々だと思いますが、これらが適用できるのであれば大変良い制度だと思いますし、申請を検討しようと思っております。
もし分かれば教えてほしいです。
宜しくお願いします。
A様
こんにちは。
お問い合わせいただき、ありがとうございます。
保育園の補助金に関して、トロントのHPではQ&Aのページが用意されています。
そして、今回お問い合わせいただいた内容が、まさに最初の質問として掲載されています。
結論としては、年間に35日までなら、いかなる理由によって子供が保育園を休んだとしても補助金は支払われるようです。
(ただし、7月以降に補助金の適用が認められた場合は、半分程度の18日までしか休めない)
我が家は、長期間にわたり子供の保育園を休ませたことがないので、あくまでトロントのHPからの情報となってしまいますが、ご参考まで。
なお、Q&Aは、以下のHP上部にある「select sub topic」で「Questions & Answers」を選択すれば見られます。
https://www1.toronto.ca/wps/portal/contentonly?vgnextoid=f0b1bfdca1156510VgnVCM10000071d60f89RCRD
似た境遇において、情報が役立っているとお聞きできて、とても嬉しいです!
今回の情報もお役に立てれば幸いです。
たいち様
初めまして!
デイケアのことで調べていたらたいちさんのブログにたどり着きました。
とても分かりやすく参考になる情報ありがとうございます!
一点教えていただきたいのですが、たいちさんは申請をされたとのことですが、所得が学生なので、ないということで、最終的には補助を受けられたのですか?
ブログだと高い金額を払っていると解釈しましたが、実際はタダで通わせられましたか?
これから家族でたいちさんのように挑戦しに行く予定なので参考までに教えていただけましたら幸いです。
ぴょこ様
こんにちは。お問い合わせいただきありがとうございます!
ブログには最終的な結論まで書いていませんでしたね…失礼しました。
申請が通り最後の半月程度は補助を受けることができましたが、すぐに日本へ帰国するタイミングになってしまいました。
なので、現地へ行ったらすぐに申請を始められることをオススメします!
記事の中にある通り、申請をしてからウエイトリストで順番待ちをするのですが、ケアワーカーとの面談の通知が来るまでに我が家は3ヶ月くらいは待ったと思います。
通知を受けてすぐにケアワーカーとの面談をして、翌月から補助をする決定をしてもらえました。
ケアワーカーに「過去に遡って補助は出せないのよ、ごめんなさいね」と言われた記憶があります。
つまり、ウエイトリストで待つ期間が非常に長く、ここがネックになって我が家は十分に補助を受けることができませんでした。
そのため、現地へ行って住環境を整えたら、すぐに申請を始められることをオススメします!
我々の経験がぴょこ様のお役に立てればうれしいです。
苦労もあると思いますが、他では得られない貴重な経験をたくさんできると思いますので、ぜひ楽しんできてください!
返信ありがとうございました!
大変参考になります★
早速着いたら申請に向けて動こうと思います!
まだ色々お伺いしたいことがあるのですが、メールにてお伺いする事は可能ですか?
ぴょこ様
返信が遅くなりすみません…。
メニューのお問い合わせフォームをご利用いただければ、メールでのやり取りができます。
ぜひご利用ください!