どうも、たいちです。
あなたにとって英語学習のゴール(目標)はどこですか?
私のゴールは「海外の人と英語でコミュニケーションが取れるようになる」ことです。
よくある一般的なゴール設定だと思います。
カナダに来て数ヶ月たったので、改めてこのゴールの達成状況を振り返ってみました。
すると、自分がすでにこのゴールを達成していることに気がつきました。
「自分は英語が話せる」と思える日が来るとは…。
今回の記事が、ゴールが見えない英語の勉強を続けるあなたの希望になれば幸いです。
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あなたのゴールはどこに?
多くの日本人が、学生の頃にかなり多くの時間と労力をかけて英語を勉強しました。
さらに社会人になっても、思い出したように「英語ができるようになりたい」と勉強を始めては、仕事が忙しくて中断するということを繰り返します。
でもこんなに勉強していても、一度でも「自分は英語ができる」と思ったことがありますか?
多くの人が「No」と応えるでしょう。
では、あなたにとって「英語ができる」とは具体的に何を指すのでしょうか?
私もいろいろと思い付きます。
- 英語を流暢に話したい
- 映画を字幕なしで観たい
- 英文メールを辞書なしでスラスラ読みたい
でも、これらを全て達成するのは、実は「ネイティブになりたい」と言っているようなものです。
英語ではなく、日本語のネイティブスピーカーとして育った我々にとって、この目標は無理とまでは言わなくても、ちょっと高すぎる目標ではないでしょうか。
映画を字幕なしで観るのがいかに難しいか
例えば、英語の映画を字幕なしで観ることがいかに難しいかを、私が実感したエピソードがあります。
私の友達に、アメリカに住むアジア系の女性がいます。
彼女は大学からアメリカに行き、現在はアメリカ人と結婚して子供もいて、現地の有名企業に10年以上も勤めています。
彼女は映画やドラマが好きなので、暇さえあれば家のケーブルテレビで観ています。
そんな彼女でも「字幕がないと理解しきれず楽しめない」という理由で映画館には行きません。また、ケーブルテレビを観るときは常に英語の字幕を付けています。
現地でバリバリ働き生活する彼女ですら字幕が必要なら…私にはいかに高い目標であるかに気がついたのです。
ちなみに彼女は、ネイティブのマシンガンのような激しい早さではないですが、流暢に英語を話すのですが。
ゴールを設定する
ここまで、英語を勉強する際のゴールを、無意識に「ネイティブになりたい」という、かなり高いところに設定していませんか?というお話しをしてきました。
ネイティブになることを夢見て漠然と勉強するのではなく、まずは、もっと現実的なゴールを「ひとつ」明確に決めましょう。
その「現実的なひとつのゴール」に向かった方が、勉強の仕方が明確になるし、ゴールの達成状況もはかりやすいはずです。
「海外の人と英語でコミュニケーションが取れるようになる」
私がカナダで英語の勉強を始める際に、改めて定めたゴールがこれです。
「翻訳こんにゃく」がまだ実現していない現在、海外の人とコミュニケーションを取るための画期的な方法は、残念ながらありません。
コミュニケーション手段として、今のところ最も有効なのは「英語を使うこと」です。
英語を話せる人の数は、ネイティブでない人も含めれば10億人以上はいるそうです。
英語が話せれば、少なくともこれだけの人数とコミュニケーションが取れるようになるのです。
しかも世界中の人が「英語は世界の共通語」と認識しているので、海外の人とコミュニケーションを取りたければ、現状では英語を習得するのが一番の近道です。
想像つくと思いますが、英語を使って世界中の人と話せるようになれば、あなたの人生の広がりは全く違ってきます。
以上、私が英語学習のゴールを「海外の人と英語でコミュニケーションが取れるようになる」に設定している理由でした。
英語を話すのは難しい?
ここからは、あなたも英語学習のゴールを「海外の人と英語でコミュニケーションが取れるようになる」に設定したと仮定しましょう。
「英会話」と聞くと日本人は「苦手だ…」と思う人が多いと思います。
本当に英語を話すのは難しいのでしょうか?
最初にお話した通り、私はカナダへ来て数ヶ月で「英語が話せる」と思えるようになりました。
それは、カナダへ来て実際に「海外の人と英語を話す」という経験をたくさんしたことで、自分のゴールがより明確になったのが何より重要でした。
私のゴールである「海外の人と英語でコミュニケーションが取れるようになる」を具体化すると、次の点がポイントになります。
- ネイティブと流暢に英語が話せる必要は無い
- 英会話は実力の問題ではなく自信を持つこと
- ヒアリングは相手の言わんとする要点をつかむこと
1.ネイティブと流暢に英語が話せる必要は無い
「海外の人と英語でコミュニケーションが取る」ために、ネイティブと流暢に英語が話せる必要はありません。
英語を「コミュニケーションの道具」であると割り切り、英語を使ってお互いの意思疎通ができれば、私の目標は達成されるのです。
相手に重大な誤解を与えない限り、言葉遣いが間違っていても、文法が正しくなくても、早くしゃべれなくてもいいのです。
むしろ私の経験から、ネイティブではない国の人と話すときは、難しい単語や気の利いた表現を使うと、相手が理解できない場合が多いです。早くしゃべると、相手も聞き取りにくくなってしまいます。
そもそも、世界にはネイティブではない英語人口の方が多いのです。おおよそ、ネイティブは3億人程度。ネイティブでない英語話者は少なくとも10億人以上いると言われています。
お互いに、英語を「コミュニケーションの道具」として使って話す機会の方が多いのです。ネイティブのように流暢に話せる必要はありません。
2.英会話は実力の問題ではなく自信を持つこと
これは英語を勉強する人たちが、口を揃えて言うことです。
「できると思えばうまくいく」という精神論的な効果もあります。
ただ、実際に自信を持っている人は落ち着いて話せるし、声も大きく発音もクリアになるので、相手に伝わりやすくなります。
また、落ち着いて相手の話を聞ければ、相手の発音も聞き取りやすくなりますし、相手が何を言おうとしているのかを察する余裕もできます。
話す内容についても、「相手に言いたいことが100%でなくてもだいたい伝わればいい」くらいの軽い気持ちでいいのです。
そもそも、日本語だって毎回100%相手に伝えられる訳じゃないですよね?
自分で英会話のハードルを上げて、英語ができないと思い込む必要はありません。
結局、「自分が英語を話せると心から思えれば、その瞬間からその人は英語話者になる」のだと思います。
もし、実際には自信がなくても「大きな声で・ゆっくり・はっきり」しゃべってるうちに、自分が本当に落ち着いてくるので、オススメです。
3.ヒアリングは相手の言わんとする要点をつかむこと
日本語だって、相手の発言を一言一句すべて聞き取って会話してるわけではありません。
「相手はこんなことを言いたいんだろうな」と察して、頭の中で言葉を補って相手の会話を理解しているはずです。
英会話も全く同じです。
早くて、音と音がつながっているネイティブの発音を全て聞き取るのは、ネイティブ同士でもできていないはずです。
カナダへ来て、ネイティブ同士でもあちこちで「pardon?」「sorry?」と聞き返している場面をよく見ます。
映画で会話の要点をつかむ練習
先ほど「字幕なしで映画を観るのはかなりレベルが高い」というお話をしました。
でも、字幕なしでも諦めずにずっと観ていると、なんとなく話の流れを掴めるようになってきます。
これは、会話でも相手の言わんとしてる要点をつかむ練習になるのでオススメです。
私も、夜な夜な字幕なしで映画やドラマを観ています。
ヒアリングの力が大きく変わった訳ではないにもかかわらず、ネイティブとの会話でもキーワードとなる単語だけは耳に飛び込んでくることが増えました。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、私の英語学習のゴールである「海外の人と英語でコミュニケーションが取れるようになる」を例に話をしてきました。
残念ながら、私の英語力それ自体は、カナダに来る前に想像していたほどには上達していません。
それでも、私はカナダで毎週のように海外の人と飲んでいます。
英語で冗談を言って笑い合ったり、真面目に人生の話をしてみたり、まさに私が思い描いていたゴールシーンを、そのまま絵に書いたような日々を送れています。
そう聞くと、ゴールは果てしない先にあるのではなく、意外と近いところにあると感じられませんか?
モチベーションの維持
とはいえ、日本にいて実際に英語を話す機会が無ければ、英語の勉強のモチベーションは続きませんよね。
移住や留学までしなくても、旅行でもいいので、やはり定期的に海外に出るのが一番だと思います。
成田に帰ってきた時の、英語を話せるようになりたい・勉強しなきゃという決意は、誰にとっても最強のモチベーションですよね(笑)
あとは海外の友達、知り合いを作って連絡を取り合えば、英語が無味乾燥なものではなくなるはずです。
次は中国語も
ちなみに、英語の次は中国語も習得したいと最近は考えています。
何といっても、最大の話者人口を持つのは中国語です。
彼ら世界中の国々に住んでいるし、現地の言葉を覚えない中国人も多いそうです。
英語と中国語の両方が話せるようになれば、もっともっとたくさんの人と話せます。
例えば、シンガポールは英語と中国語を使う国のようなので行ってみたいな、と思う今日この頃です。
それでは。
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