どうも、たいちです。
カナダの店では、買い物が終わると店員から、いつも「Have a nice day!」と声をかけられます。
「Have a nice day!」は、「よい一日を送ってね」という別れの挨拶ですね。
この「nice」の部分が「good」や「great」に変わっても、意味はほとんど同じです。
ところが、たまに「Have a good one!」という店員さんがいます。
今回は、あまり聞き慣れない「Have a good one!」とは何か?
何と返事すればいいか? について説明します。
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「Have a good one!」とは?
「good one」だから「いま買った商品が良いものでありますように」ってこと? →違います
答えから言うと、「Have a good one!」は「Have a nice day!(よい1日を)」と同じ意味です。
「Have a nice day!」は、使う時間によって「day」の部分が変わります。
「day」の代わりに、夕方なら「evening」、夜なら「night」、金曜なら「week end」といった風にいろいろな使い方がされます。
それらをまとめて「one」にしたのが、今回の「Have a good one!」です。
つまり、「Have a nice day!」を、どんな時間でも使える言い方にしているのです。
お店の店員のように、毎日何度もお客さんに挨拶をする場合は「Have a good one!」は便利な言い方だと思います。
「いま何時だろう?もう夕方かな?」などと、いちいち悩まなくていいので。
どう返事すればいい?
もし「Have a good one!」と声をかけられたら、「Have a nice day!」への返事と同じでOKです。
一般的なのは「Thanks, you too!(ありがとう、あなたもね)」という返事です。
お店でのやり取りは…
お店の店員:「Have a good one!(よい1日を)」
お客さん:「Thanks, you too!(ありがとう、あなたもね)」
という感じになります。
これを知っておけば、お店で声をかけられてもビックリしなくて済みますね。
日本とのお店での会話の違い
「Have a good one!」のやり取りに限らず、カナダのお店で買い物をすると、日本よりもフレンドリーな感じがします。
それが何故なのか?
お店の会話について、カナダと日本を比べてみましょう。
日本のスーパー
店員:いらっしゃいませ。
お客:…(無言)
店員:お会計は◯◯円になります。
お客:…(無言)
店員:ありがとうございました。
お客:どうも(最後まで無言の人も)
だいたいこんな感じではないでしょうか。
日本では、お客さんが話すことってあんまり無いですよね。まったく口を開かないお客さんもいます。
一方、カナダではどうでしょう?
カナダのスーパー
店員:Hello.(こんにちは)
お客:Hello.(こんにちは)
店員:How are you, today?(今日は調子どうですか?)
お客:Good. How are you?(いい感じですよ。あなたはどうですか?)
店員:Good, thanks.(いいですよ、どうも)
店員:It’s ◯◯ dollars.(お会計は◯◯ドルになります。)
お客:Here you are.(はい、どうぞ)
店員:Thanks.(どうも)
店員:Thank you. Have a good one! [Have a nice day!](ありがとうございました、よい1日を)
お客:Thanks, you too!(どうも、あなたもね)
カナダでは、店員さんだけじゃなく、お客さんも店員の挨拶にすべて答えていきます。
ちゃんと会話のキャッチボールがされていますね。
シャイな日本人と、フレンドリーなカナダ人
こうしてお店での会話を改めて比べてみると、両者の違いは明らかですね(笑)
カナダは、爽やかに相手のことを気遣い合う、テンポの良い会話です。
毎回これだけのやり取りをするのを、面倒と思うかどうかは人によるでしょうが…。
私は、どちらかと言えば「カナダ式」が好きです。
「How are you?」と聞くとき、いちいち本当に相手の調子がどうか気にしてるか?
「Have a good one!」と言う時に、本当によい1日を送ってほしいと思ってるか?
…というと微妙ですが。そういう意味では、「カナダ式」も形式的なやり取りかもしれません。
でも、形式的だったとしても、相互にコミュニケーションを毎回ちゃんと取ることは無駄ではないと私は思います。
レジでお客さんと店員さんの世間話が始まる光景も、カナダではよく見かけます。バスの運転手が運転しながらお客さんと話し込んでることだってあります。
シャイな日本人と、フレンドリーなカナダ人の違いは、こんなところからも来るのかもしれませんね。
まとめ
- 「Have a good one!」は「Have a nice day!(よい1日を)」と同じ意味
- カナダのお店では、店員さんが喋るだけじゃなく、お客さんも店員の挨拶にすべて答えていく。ちゃんと会話のキャッチボールがされる。
先日、子供を連れてコストコに行ったとき、店員さんがレシートの裏に絵を描いてくれました。
こちらでは、店員さんも他のお客さんも、よく子供の声をかけてくれます。
それでは。
コメント
Have a good one は店なので言われた時は、you too とは返せないですよ(๑╹ω╹๑ )
というのも、店側の商品を購入したカスタマーの品物がoneなので、you tooと言った場合は購入してない店員からするとかなりハテナです笑
自分はカナダなのですが、動画などでhave a good one の後に you too と応答して、wtfってなる動画が多いので間違い無いと思います
Let’s enjoy!
Katia様
こんにちは。返信が遅くなり申し訳ありません。
貴重な情報をありがとうございます!
つまり私が出した結論と真逆ということですよね…。
もしよろしければ、参考となる動画をご存知でしたらリンクなど教えていただけると幸いです。
私も知り合いのネイティブに再度確認したいと思います!
偶然ここに辿り着きました、突然お邪魔いたします。
Have a good one!とアイドルが言ったのを日本のバラエティ番組で聞いて、
近頃は日本も表現が教科書英語じゃなくなったんだね、と
感心していたところで検索してみたんです。
さて、
Katiaさんのカナダでの体験に驚いています。
私は日本に帰国した者ですが
NYに20年住んでいた頃に
そういったシチュエーションに出会った事が一度も無いからです。
どちらかと言えば、たいちさんのような挨拶は日常的でした。
買い物をしていなくとも、例えば近所の公園でも、学校でも、会社でも、
普通に「よい一日を(楽しい時間を)」という解釈をしていました。
たいちさんは「いや〜それはないでしょ」と思ってらっしゃるところを
やんわり(というか読者サービス?)してらっしゃいますが(笑)。
私も気になります。wtfという動画というのは、「???」です。
ちなみに、カナダのどの地区なんでしょう。信憑性は、何%でしょう。
世の中不思議だらけです。すみません、たいちさん、お邪魔いたしました。
お邪魔します。
私はカリフォルニアのバーガーチェーンでドライブスルーで助手席にいたのですが、品物を受け取ったあと店員さんが最後に
Have a good one!
といったのにたいして運転席のアメリカ人は
Thanks! Same to you.
と答えてましたよ。のでたいちさんやoさんと同じ感覚です。
1995年8月からアメリカのシアトル在住者です。(現在2019年2月)
私もバスのドライバーとかスーパーマーケットの店員さんとか、、、特に男の人や活発な雰囲気っぽい女性がよく”Have a good one!”と使うと思います。
他の州ではどうか分かりません。
何れにしても”Have a good one!”自体がカジュアルな口語で正しい言葉遣いではないので、”Thanks. You, too!”と返事するのは(文法的には間違っていても)ありだと思います。
実際にアメリカ人がそう受けごたえしているのも聞きます。
テスト問題のように真面目に考えすぎると”Have a good one!”なんて最初から成り立たないです。(笑)