どうも、たいちです。
なつかしい歌を久しぶりに聞くと、その歌を聴いていた頃の記憶が、急に思い出される瞬間があります。
当時の、楽しかったり悲しかったりという気持ちまで一緒に思い出してしまう場合もありますよね。
記憶って不思議なものです。
普段は思い出すことも無いような思い出まで、ふとしたキッカケで急に鮮明によみがえります。
今回は30代くらいの人にとっては懐かしいであろう話をします。
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音楽をカセットテープでダビングしてた頃
カナダで車に乗ってラジオをつけると、当たり前ですが洋楽が流れ続けます。
そんな英語ばかりの生活にちょっと疲れてきたので、最近は久しぶりに邦楽を聞いています。
今さらですが、インターネットって本当に便利ですね。
私はAmazonのプライム会員になっているので、「Prime Music」で音楽が聴き放題です。
(映画が見放題の「プライム・ビデオ」は日本でしか観られませんが、音楽の方は海外でも制限はありません。)
そこで、学生時代に聴いていていた懐かしい曲を見つけて、10年ぶり20年ぶりに聴いています。
個人的には、中学から大学の学生時代に聴いていた音楽が、一番私の記憶を刺激するようです。
例えば、「TMN」とか「BOØWY」あたりを聞くと、かつて8センチのシングルCDをラジカセで聞いていた頃を思い出します。
8センチのCD
「8センチのCD」って覚えてますか?
今の12センチのCDしか知らない世代だと、実物を見たこともないんでしょうね。
もしかしたら「ラジカセ」も知らないのかな?
1990年代の当時は、新曲は8センチのシングルCDでしか発売されていないので(アルバムは12センチCD)、8センチのCDを大量にレンタルしてきて、ラジカセでカセットテープに録音していました。
たまに間違えて、録音済みのカセットテープに上書きで録音してしまい、古い曲が消えて泣いたりしてました(笑)
また、最新の音楽の情報を知るために、テレビの音楽番組や、ラジオのカウントダウン番組はみんな欠かさずチェックしてました。
文化放送の『FRIDAY SUPER COUNTDOWN 50』とか覚えてますかね?
もちろん、音楽番組やラジオは、あらかじめ決まった時間にしか流れないので、その時間に家にいない時はビデオテープやカセットテープで録音(録画)します。
いや~懐かしい。
今は?
昔は、好きな音楽を聴くのにも、みんな苦労したり、それなりに努力が必要だったということですよね。
今は例えば「You Tube」があれば、どんな曲でも聴きたいときに聴けてしまいます。
どんな曲が流行ってるのかだって、ネットがあれば一瞬でわかります。
曲を買う時も、ネットで「ダウンロード」ボタンを押すだけで、自分のスマホに欲しい曲が一瞬で入ります。
「欲しい曲を手に入れるために苦労するって何のこと?」という感じですね。
「私の学生時代と、今の学生では、音楽への接し方が全然違うんだろうな」と考えたのが今回の記事を書いたきっかけです。
音楽も映画もお手軽な時代
繰り返しになりますが、インターネットって本当に便利ですね。
聴きたいときに聴きたい音楽が自由に聞ける。
音楽だけじゃありません。ドラマや映画も同じです。
本やゲームを買いたいと思ったとき、お店に行かなくても、ネットでほしいものを検索してダウンロード一発で手に入れることができます。
もちろん「情報」だってそうですね。
私が学生の頃には、学校の課題で何かを調べるときは、図書館へ行ったり人に聴いたりするしかありませんでした。
今では、google先生に聞けば、たいていのことは教えてくれます。
改めて考えると、本当に世の中は便利になったなぁ。
ほんの10年や20年で、世の中はここまで大きく変わるんですね。
劇的な変化のキッカケ
「何でも簡単に手に入る時代」と言うと、あまりに大げさだとは思いますが、10年20年前と比べるのであれば、そう呼んでしまってもいいような気がしてきます。
ここまで劇的に生活が変化したキッカケは何でしょうか?
もちろん「インターネットが生活に入ってきたこと」自体による変化はとても大きいと思います。
でも、やっぱり決め手は「スマホ」の登場じゃないかと思います。
スマホによって、ネットの世界が手のひらサイズに収まった瞬間に革命が起きました。
ネット、音楽、映画、写真、本、ゲーム…何でもスマホ1台に収まってしまいました。
改めて考えると未来の道具ですよね。iphoneはすごい発明です。
スマホ世代
まだ幼いうちの子供も、おもちゃとしてスマホやipadを使いこなしています。
しかも、親が知らない操作や機能を、ひとりで勝手に発見していってます。
生まれながらにしてスマホがある今の世代は、ラジカセでカセットテープを使ってダビングしていた我々の世代とは根本的に違うのだ、と感じる瞬間です。
彼らを「デジタル世代」と呼ぶのかと思っていましたが、ウィキペディアによれば、商用ネットの普及を基準に1990年以降に生まれた世代がデジタル世代のようです。
ということは、さらにスマホの登場を経て、彼らは「デジタル世代」を超越しているのでしょう。
「アナログ世代」である我々とは、2世代以上離れていることになります。自分の子供なのに…。
変化の前と後を知る世代
でも、我々30代は「アナログ世代」であっても、今のところデジタル化の波に乗っていけている世代です。
たぶん…。
そうだとすれば、ここまでデジタル化が進む前の「古き良き時代」との両方を知る、貴重な世代だと思うのです。
先ほどのカセットテープの苦労も知りつつ、今のダウンロードしてスマホで持ち歩く便利さも知っている。
そんな我々の世代が死に絶えれば、世界は本当に「デジタル化」してしまうのではないでしょうか。
そんな、後から人類の歴史を振り返った時にも「劇的な変化の時代」と呼ばれるであろうこの時代を、ちょうど自分の世代で迎えられているのはおもしろいことですよね。
変化の前と後を知る「我々の世代」ができること、すべきことがあるのではないでしょうか。
それは、例えばなんでしょうね…?
という、答えのでない問いかけで今回はお終いです。
それでは。
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