どうも、たいちです。
大きな湖、湖の周りには木々が立ち並び、遠くには雪が残る山々。
そんな景色の中、静かな湖にカヌーを浮かべてのんびり。
「カナダ」と聞くと、そんな映像が頭に浮かびませんか?
実は、わざわざカナダへ行かなくても、そんな体験ができる場所が日本にありました。
それが今回ご紹介する、オートキャンプ場『オートキャンパーズエリアならまた』です。
私が実際にこのキャンプ場へ行って気づいた、キャンプ場の楽しみ方や、満喫するための注意点もお教えします。
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『オートキャンパーズエリアならまた』って何?
『オートキャンパーズエリアならまた』は、オートキャンプ場です。
「オートキャンプ」では、与えられた1つの区画の中に、車を停めてテントも張ります。
「オート」は、車「オートモービル(automobile)」に由来しているのであって、「自動」でキャンプができる訳ではありません。
キャンプ場には水場があるだけなので、テントも、BBQ用のコンロ・炭・食材なども全て自分で用意します。
また、『オートキャンパーズエリアならまた』の最大の魅力は、キャンプ場のすぐ隣に大きな湖があることです。
この湖では、カヌーやカヤックを楽しむことができます。カヌーをする人にとっては有名な湖なんです。
自分のカヌーを持ってきて浮かべてもいいですし、体験ツアーも用意されていますよ。
『オートキャンパーズエリアならまた』はどこにある?
『オートキャンパーズエリアならまた』は、群馬のみなかみ町にあります。
群馬の水上(みなかみ)と言えば、温泉が有名ですよね。
水上温泉、猿ヶ京温泉など有名な温泉がたくさんあります。
そんな温泉街よりさらに山を車で登っていくと、「奈良俣ダム」があります。
「奈良俣ダム」によって作られた湖が「ならまた湖」で、その湖畔に『オートキャンパーズエリアならまた』はあります。
標高900メートルの山の上にあるので、高原の涼しさを楽しめます。
真夏でも朝晩は少し肌寒いくらいです。
2018年は10月の3週目にならまたへ行きました。車で山を登って行くごとに木々が色づき始め、ならまた湖の周辺はすっかり紅葉が始まっていました。紅葉に囲まれて湖でカヤック…最高でした!
『オートキャンパーズエリアならまた』はどんな場所?
『オートキャンパーズエリアならまた』では、湖畔に広大なキャンプ場が広がっています。
キャンプ場の中は、白いロープで区画に区切られていて、通常は1つの区画に車1台とテント1つの大きさです。
普通の区画は、ロープで区切られた何も無い土地ですが、ドッグラン付、AC電源付の区画もあります。
キャンプ場にある主な建物は、管理棟(受付)と、サニタリー棟(水場)です。
- 管理棟:受付、レンタル、ちょっとした売店、トイレ、シャワー
- サニタリー棟:トイレ、流し
キャンプ場は水場であるサニタリー棟を中心に広がっていますが、水場から遠い区画は不便だと思います。
区画は大きく7つ(A~F)のサイト(エリア)に分けられているので、エリアの場所をよく確認して予約することをおススメします。
また、『オートキャンパーズエリアならまた』には、食材を除けば一通りレンタルがあります。
車と「やる気」さえあれば、道具が無いキャンプ初心者でも楽しめますよ!
キャンプ場に着いてからの手順
- 管理棟の前の駐車場に車を置いて、予約の名前を告げて受付をする。(チェックイン開始である14時前に入ると、アーリーチェックイン料が1人+500円かかります。)
- 滞在中の注意事項を書いた冊子(駐車許可証を兼ねる)とゴミ袋1枚を受け取り、説明を受ける。
- お金を払う。1区画3,000~4,000円+大人1人1,000円(子供500円)。
- 自分の区画を見つけて、区画の中に車を停める。
- テントの設営を始め自由に過ごす。夜21時には静かにしなければならない。
- 翌日は11時までにチェックアウトです。受付に冊子を返せば終わりです。
- ゴミ袋は所定の場所に捨てましょう。ビン・カン・ペットボトルは分別します。
手ぶらキャンプでもこれは持って行きたい
ここでは、初心者が手ぶらキャンプをすると仮定して、レンタル品以外で忘れずに持って行きたい持ち物を紹介します。
- 食材(肉や魚介類、野菜などのBBQ食材)
- 調味料(油や焼肉のタレ、塩など)
- 夜は真っ暗なのでヘッドライト、懐中電灯など
- 長袖、長ズボン(朝晩が冷えるのと、アブ・ブヨが多いため虫除けのため)
- 虫除けスプレー、ムヒアルファEXなどの虫対策グッズ(後で詳しく紹介します)
- 歯ブラシ、石鹸、タオル
- 多めの着替え(カヌーするなら水着も欲しい)
- 携帯の防水ケース(水遊びには必須。カヌーの上でも写真がとれる!)
私が実際に試してオススメなのはこちらです。
ならまた湖でカヌー&カヤック
キャンプ場のすぐ隣に、「奈良俣ダム」によって作られた湖「ならまた湖」があります。
この湖では、カヌーやカヤックで遊べるのですが、湖畔で水遊びをすることはできません。
小さな子供がいる家族は残念かもしれませんが、ダム湖は急に深くなるから(?)泳ぐには危ないのかもしれません。
自分のカヌーやカヤックを持っているなら、キャンプ場の受付に「入湖届け」の紙を提出する必要があります。
カヌーなどの持ち込みにお金はかかりません。ただ、キャンプ場を利用しない場合には、駐車場の代金500円を支払う必要があります。
また、湖畔にはカヌーやカヤックの体験教室もあります。たくさんの親子が参加していましたよ。
自分のカヌーで遊ぶ人にとっては、教室が始まると湖畔が混むので、教室がお休みの早朝や昼間に湖畔を出発するのがおススメです。
実際にカヤックに乗ってみた
湖の周りには道路が一切走っていないので、カヤックで湖の真ん中に浮かんでいると、風と水の音しか聞こえないとても静かな世界の中で大自然を体感できます。
また、湖にはいくつか見所があり、カヤックでしか入っていけない場所に滝が流れていたりします。ちょっとした冒険感があって、子供は大喜びです。
アブやブヨに注意
キャンプといえば大自然、大自然といえば…虫ですね。
蚊であれば私たちも慣れているので、虫除けスプレーに蚊取り線香、キンカンやムヒがあれば何とかなります。
ただ、山の中には都会ではあまり見かけないアブやブヨがいます。
今回、私は虫除けスプレーをして、テントの周りに蚊取り線香を何個も置いていました。にもかかわらず、ブヨに3か所噛まれました。
刺された場所には血マメのような斑点ができ、大きく腫れて熱を持ちます。しかも数日経っても良くならず、たまに急なかゆみが襲ってきます。
もう2度とこんな思いはしたくないので、アブやブヨ対策について調べてみました。
アブやブヨの対策
- 肌を出さないのが一番!そう言われてみれば、キャンプに慣れた人たちはハーフパンツの下にスパッツをはいていました
- 奴らの活動時期は夏、まさにキャンプの時期。狙われやすいのは足首の周り。私は足首、ふくらはぎ、二の腕の3箇所でした。
- 普通の虫除けスプレーは効きにくいので、ハーブ油を使った虫除けを自作するのがよい。興味がある方はネットで調べれば作り方が出てきます
- もし噛まれたら、すぐに毒を吸い出す!毒を吸い出すための道具も売られています
- 刺されたのに気づくのが遅れたら毒は出せない。効くのはキンカンよりもムヒアルファEX
私は今回、残念ながら何の対策もしていませんでした。これを行く前に知っていれば…
その他の魅力
夜は満天の星空
夜空を見上げると、たくさんの星がまぶしいくらいに空中を埋め尽くします。
例えば、都会ならすぐに見つかるオリオン座も、あまりに星が多すぎて少し探さないと見つけられません。もちろん天の川も見られます。
都会の星空しか知らない子供たちには、一度は本物の星空を見せてあげたいですよね。星の多さにビックリして、一生の思い出になるはずです。
周辺施設
周辺を温泉地に囲まれているみなかみ。せっかくなので、帰りは日帰り温泉に寄りたいですよね。
混浴露天風呂の「宝川温泉」も珍しくておもしろいですが、風呂上がりにスベスベ肌を体感できるザ・温泉はいかがでしょうか。
私のオススメは、「水上高原ホテル200」の日帰り温泉です。
温泉は肌がぬるぬるになるくらいのアルカリ性で、お風呂上りは全身がスベスベになるので、きっと奥さんも喜びますよ。美肌の湯です。
日帰り温泉は露天風呂ではありませんが、お風呂から見える山々の眺めも素晴らしいです。
なお、こちらの温泉へ行く途中にある「佳のこ」へ寄ってお昼を食べてみてください。
山奥にあるお店なのに、海鮮料理がオススメというちょっと不思議なお店ですが、確かに海も山もどちらの料理も美味しかったです。
小鉢料理まで一つ一つが美味しく、例えば、ひじきまで今までに食べた中で一番美味しくてビックリしました。今までひじきなんて、どこで食べてもみんな同じだと思ってましたが…。
ちなみに、そばに付いてくる唐辛子はかなり辛いので入れすぎないように注意が必要です。汗が噴き出ました(笑)
まとめ
今回は、群馬のみなかみ町にあるオートキャンプ場『オートキャンパーズエリアならまた』を紹介しました。
このキャンプ場のホームページはこちらです。
くれぐれも事故には気をつけて楽しんでください!
それでは。
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