wena wrist activeのバンド幅は削って調整できる

image-wena-cut-3 生活全般

どうも、たいちです。

SONYのwena wristという商品をご存知でしょうか?
時計のバンド部分がスマートウオッチになっていて、自分の愛用の腕時計をスマートウォッチ化できる優れものです。
バンド側をスマートウォッチとして活用するという点に、どうして今まで誰も気がつかなかったのだろう?という、コロンブスのタマゴ的な商品です。

wena wristは優れた商品ですが、全ての腕時計に対応しているわけではありません。
あなたの腕時計のバンド幅が、この商品と一致しないと取り付けることができないのです。

今回は、「もしサイズが合わなくてもどうしてもwena wristが使いたい!」という場合における、とっておきの方法をお教えします。
なお、今回はwena wristシリーズのうち 「active」を対象とした解決方法となります。

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wena wristの紹介

まずwena wristという商品について、もう少し詳しく紹介します。

wena wristは、時計のバンド部分がスマートウオッチになっている商品です。
スマホへの着信やメール受信の通知機能、電子マネー機能、活動ログ機能(睡眠、カロリー消費、万歩計など)が搭載されています。

初期のwena wristにはディスプレイが無くて不便ですが、最新モデルであるwena wrist proとwena wrist activeにはディスプレイが搭載され一般的なスマートウォッチと同じように使えます。

さらに、私が購入したwena wrist activeには、GPSや心拍計も搭載されており、バンド単体のみでランニングに使用することもできます。

wena wrist activeの紹介ページ

バンド幅が合わず、真っ青に…

私の時計はバンド幅が19mmですが、wena wrist activeのバンド幅(※1)は、今のところ18mm、20mm、22mmの3種類だけです。
※1:正確には、バンドと時計をつなぐエンドピースという部品の幅

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実際に商品を購入してから、バンド幅が合わないことに気がつき真っ青になりました(笑)

image-wena-cut-2

時計のバンド幅とは

腕時計のバンドを交換したことがある人ならわかると思いますが、腕時計にはそれぞれフィットするバンドのサイズが決まっています。
例えば、この時計なら18mm、あの時計なら20mmといった具合に、腕時計にジャストフィットするバンドの幅があります。

時計によって異なるバンド幅が、wena wristにおいては非常に重要なポイントとなります。
なぜなら、通常のバンドであればバンド幅は「ジャストフィットするか否か」の基準に過ぎませんが、wena wristの場合は「取り付け可能か否か」(使えるか否か)の基準となります。

つまり、wena wristの幅と腕時計の幅が1mmでも違うと、あなたの腕時計にはwena wristを取り付けることはできません。
商品のHPにも以下のように記載されています。

ご注意 お持ちの腕時計に取り付けられないことを理由とする返品・交換は承りかねます。

wena wristのヘルプページ

サイズが合わないなら削るしかない

実際に商品を購入してからサイズが合わないことに気がつき、しばらくは悩みました。
愛用の腕時計を左腕に、wena wrist activeを右腕につけることも考えましたが、それではこの商品を買った意味が全くありません。

数日にわたり悩んで出した結論が、wena wrist activeを削る(※2)しかないということでした。
※2:正確には、バンドと時計をつなぐエンドピースという部品を削る

なお、削って使った場合にはメーカーは補償をしてくれないと思います。
接続部が外れて時計が損傷する可能性も無いとは言えませんので、自己責任での利用をお願いします。

image-wena-cut-1

また、私が実際に削ったのはwena wrist 「active」のエンドピースのみです。
その他のwena wristシリーズについては検証を行なっていませんのでご注意ください。

 

wena wrist activeのエンドピースの削り方

私の時計はバンド幅が19mmなので、wena wrist activeのエンドピースは、20mmのものを使いました。
20mmのエンドピースを削って、19mmにしていきます。

 

必要な道具

wena wrist activeのエンドピースを削るために使うのは鉄工用ヤスリ(金属ヤスリ、鋼鉄ヤスリとも呼ばれる金属性のヤスリ)です。

この鉄工用ヤスリを使って、ひたすら地道に手作業でエンドピースを削っていきます。

最初は紙ヤスリ(紙で出来た金属を削るためのヤスリ)や、ダイヤモンドヤスリ(人工ダイヤの粒が付いている)も試しましたが、こちらは金属を「削る」というよりは「磨く」ための商品のようですね。

 

所用日数

エンドピースを削っていると手が痛くなってくるので、長時間にわたり削り続けるのは難しいです。
削ること自体は、慣れれば1つあたり2時間くらい(エンドピースは2つあるので、全部で4〜5時間くらい)で終わります。

1日1時間ずつ作業できれば、長くても1週間で終わると思います。
たったの1mmを削るためにこれだけの時間をかけられるか、根性が試される作業ですが…。

image-wena-cut-1

ちなみに、私は最初は紙ヤスリとダイヤモンドヤスリ使いながら試行錯誤したので、1ヶ月以上はかかりました(笑)
鉄工用ヤスリに変えてからは2日くらいで終わりましたのでご安心ください。

 

削る際の留意点

エンドピースを削る際に、絶対に守らなくてはいけない点があります。
これを忘れると、せっかく削り終わっても、エンドピースを時計に取り付けられなくなるので注意してください。

それは、エンドピースを時計に取り付けるための「可動式の出っ張り棒」を、常に引っ込めた状態で削ることです。
この棒まで一緒に削ってしまうと、時計に取り付けることができなくなってしまうのです。

エンドピースを削るだけならもっとラクなんですが、この「棒を常に押さえ続けながら削る」という手間が加わるせいで、途中で手が痛くなってしまうんです。

実際に削る際は、左手の親指の爪で棒を一番下まで引っ込めた状態をキープしながら、右手に持ったヤスリで削っていきます。

1時間ずっと削り続けると、爪も手も痛くなるので苦行のようです。
とはいえ、大事な点ですので棒を引っ込めるのは絶対に忘れないようにしてください。

 

実際に削ったらどうなる

私がwena wrist activeのエンドピースを削った結果がこちらです。

image-wena-cut-3

削る前のエンドピースは全面が黒色ですが、削った断面は、表面の塗装が無くなって銀色になります。
また、削る途中で、細かな傷が付いてしまうので、銀色のキズがいくつか入っています。
キズが付かないように慎重に作業すればいいのかもしれません。

とはいえ、最初は全くサイズが合わなかったエンドピースも、ぴったり時計にはまっています。

削り作業の終盤では、削りすぎないように少し削ってはサイズを確かめ、再び削ってサイズを確かめを繰り返します。
なお、サイズがギリギリの時に焦って、無理やり押し込んでしまうと、今度は時計から外すのに四苦八苦する羽目になります。
この点にも注意してください。

 

まとめ

wena wrist は自分の愛用の腕時計をスマートウォッチ化できる優れものですが、エンドピースのバンド幅が1mmでも違うと、あなたの腕時計にはwena wristを取り付けることはできません。

今回は、もしサイズが合わなくても、どうしてもwena wrist 「active」が使いたい場合の、とっておきの方法を紹介しました。

具体的には、自分の時計より1mm大きいエンドピースであれば、削ることで時計に取り付けることが可能になります。

wena wrist activeのエンドピースのバンド幅は、今のところ18mm、20mm、22mmの3種類だけです。
今回ご紹介した方法を使えば、理論上は、17mm〜22mmの範囲に収まるバンド幅の時計であれば取り付けが可能になります。

ただし、繰り返しになりますがあくまで自己責任での利用をお願いします。
購入される際は、くれぐれもご注意ください。

[wena project] wena wrist active用20mmエンドピース Black WA-EP200/B

 

 

(SONYの方へ)
本来想定されていないであろう方法を紹介してしまってごめんなさい…でも、この商品をどうしても使いたい人もいると思います。
今のところ販売されてないサイズについても、販売を検討していただければ…

それでは。

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