どうも、たいちです。
近ごろ、SIMフリースマホでも「おサイフケータイ」対応の機種が増えてきました。
私がカナダへ持っていくために買ったSIMフリースマホも「おサイフケータイ」が使えます。
「おサイフケータイ」は本当に便利ですね。
もしサイフを忘れても、スマホに「モバイルSuica」を入れておけば、電車に乗ったりコンビニで買い物ができちゃうんですから。
今回ご紹介する「iD」は、導入店舗数が40万以上と日本一(2017年7月現在)なので、スマホに入れておけば食事や買い物でさらに便利になるはずです。
さらに海外でも、マスターカードが提供する「PayPass」加盟店なら「iD」が使えます。
そんな理由で今回、私のスマホで「iD」を使えるように設定をしたのですが、手順の中でわかりにくい点がいくつかあって苦労しました。 そこで、これから設定をする方に向けて、SIMフリースマホで「iD」を始める方法を説明します。
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そもそも「iD」って?「suica」と何が違う?
「iD」のイメージは「タッチで使えるクレジットカード」です。
レジで端末にタッチすれば支払が完了する点は、suica(スイカ)やEdy(エディ)と同じですが、「iD」の支払請求はクレジットカード会社から後日来ます。
「iD」の基本は後払いであって、事前のチャージ(入金)が必要なsuicaやEdyとはこの点が大きく違うんです。(現在は「iD」でも事前チャージも利用できます)
この「iD」機能をあなたのスマホに持たせることで、「レジでスマホをタッチすれば、登録したクレジットカードへ事後的に請求が来る」という状態にするのが、今回のゴールです。
設定に必要なもの
SIMフリースマホで「iD」の利用を開始するには、以下の2つが必要です。
【1つ目】「おサイフケータイ」に対応するSIMロックフリーのスマートフォン
【2つ目】「iD」に対応できるクレジットカード(今は「iD」機能が付いてなくても、今回説明する手順の中で機能を追加できる)
なお、今回の記事で具体的な手順を紹介するのは、以下の組み合わせです。
【1つ目】スマホ : 「 Xperia J1 Compact 」
【2つ目】クレジットカード : 「三井住友VISAカード」(当初は「iD」機能なし→途中で機能を追加します。)
他の組み合わせであっても、基本的な手順はだいたい同じはずです。
なお、1つの「iD」(iD機能が付いたクレジットカード)は、1台の携帯電話でしか使えません。
2台の携帯電話でiDを使いたい時は、それぞれ別のクレジットカードを用意しましょう。
また、携帯電話を機種変更する場合は、以下の手続とは別の手続が必要となります。また別の記事で紹介したいと思います。
スマホで「iD」の利用を開始するためのステップ
スマホで「iD」を使えるよう設定するための、大まかな流れを説明します。まずは全体感をザクッとつかみましょう。
- 「おサイフケータイ」アプリから、「iD」の公式HP(ホームページ)へアクセス
- 「iD」の公式HPから、クレジットカード会社の「iD」申込ページへアクセス
- カード会社のHPで、自分のクレジットカードへ「iD」機能を追加する申込み
- カード会社から「iD」機能を追加した旨の連絡と、アクセスコードがメールで連絡
- 「iDアプリ」を立ち上げ、アクセスコードを登録し設定が完了
それでは、具体的な手順の説明を始めます。
1. まずは「おサイフケータイ」アプリからスタート
スマホで「おサイフケータイ」アプリを立ち上げるところからスタートです。
(アプリがない場合「Play ストア」で「おサイフケータイ」を検索しインストールします)
次に「おサイフケータイ」アプリの中で、『iDアプリ』というボタンを押します。
すると「iD」の公式HP(ホームページ)へとアクセスします(インターネットで直接このHPへアクセスしても問題ありません)
後でまた説明しますが、「おサイフケータイ」アプリ以外に、「iD」アプリも必要になります。
「iDアプリ」をインストールするためには、「Play ストア」のアプリから「iDアプリ」と検索しましょう。
ただし、インストールする際の注意点がありますので、このタイミングでインストールする場合には、下記4番で説明する以下の内容を先に確認しておくことをオススメします。
【注意】「iD」アプリはインストールしましたか?
2. クレジットカード会社の「iD」申込ページへ
「iD」の公式HP(ホームページ)を下にスクロールしていくと、『「iD」を始める』という黄色いボタンが何個かあります。どれでもいいので、このボタンを押します。
「iDを始める」というページへ飛びます。
下の方へスクロールすると、「iD」対応のクレジットカードを選ぶ箇所があります。『ドコモユーザーでない方』というタブを選んだうえで、自分のカード会社のボタンを押します。
ここでは「三井住友カード」を例に説明していきます。さらに『iDのお申込はこちら』というボタンを押します。
3. 自分のクレジットカードへ「iD」機能を追加する申込み
三井住友カード(株)の「iDのお申し込み」というページへ来ました。
ここでは「三井住友カード iD」には3種類ありますよ、という説明をしています。スマホで「iD」を使うには「携帯型」へ申し込む必要がありますので、ページの一番下まで行きます。
「携帯型」の説明の中にある『▶︎三井住友カード iD (携帯)』を押します。
「三井住友カード iD (携帯)」のページへ飛びます。
ここでは申込から利用開始までの手順を説明しています。
説明の最後STEP4の後にある『お申し込みはこちら』というボタンを押します。
次のページは、申し込みの注意事項が書いてあるので、内容を読んだら『次へ進む』ボタンを押します。
すると、Vpass(三井住友カードの会員ページ)へのログインが求められますので、ログインして先へ進みましょう。
カード会社の会員ページで「iD」申込み
ログインすると申込みの入力が始まります。申込みに必要な入力事項は以下です。
- クレジットカードの有効期限
- クレジットカードのセキュリティコード(カード裏面の番号)
- 携帯電話の番号
- メールアドレス
なお、手続の中で「ドコモの携帯」であることを前提とした文言が出てきますが、「SIMフリースマホ」でも問題なく手続ができました。
4. カード会社からの連絡をメールで受ける
カード会社において「iD」機能の追加手続が完了すると、その旨をメールで連絡してくれます。手続には30分程度かかるとの説明でしたが、私の場合は15分程度で完了しました。
メールはSMS(ショートメッセージ)で来ます。
送信元は0120–93–8367で確かにカード会社の電話番号でした。Googleで電話番号を検索すると、本当にカード会社の番号か(スパムでないか)確認することができますよ。
このメールに書かれたリンクを押します。
開いたページで『アプリ起動・カード情報設定』ボタンを押します。
先へ進めましたか?もしボタンを押しても反応がない場合は、次の注意点を読んでください。
【注意】「iD」アプリはインストールしましたか?
先ほどの『アプリ起動・カード情報設定』ボタンですが、起動されるアプリは「おサイフケータイ」アプリではありません。「iDアプリ」という別のアプリが必要なんです。
(この点に気づかず、私はしばらく悩みました…)
「iDアプリ」をインストールするために、「Play ストア」のアプリを開き「iDアプリ」と検索しましょう。
ただ、もう一つ注意点があります。
「iDアプリ」には、「ドコモ用」と「MVNO/SIMロックフリー版」とがあります。
検索すると「ドコモ用」の「iDアプリ」が出てくるかもしれませんが、これを開くと「お使いの端末はこのバージョンに対応していません。」と言われてしまいます。
下の方へスクロールすると、「類似のアプリ」に「MVNO/SIMロックフリー版」の「iDアプリ」が出て来ますので、こちらをインストールしましょう。
5. 「iD」アプリへアクセスコードを登録
「iD」アプリのインストールが完了したら、もう一度SMSのリンク先のページに戻って『アプリ起動・カード情報設定』ボタンを押します。
「iDアプリ」が起動します。プライバシーポリシー・利用規約に同意すると、「カード情報の登録」画面へ進みます。
ここでは、カード会社が発行したアクセスコードがすでに入力されていることを確認したうえで、暗証番号を入力します。
暗証番号とは、クレジットカードで登録している4ケタの番号のことです。
『登録する』ボタンを押し、以下の画面が表示されれば手続が完了です。
大変お疲れ様でした!
おサイフケータイアプリについて
最後にちょっとオマケです。
『「おサイフケータイ」アプリの「マイ サービス」リストに、「iD」という項目が表示されてないんだけど、本当に登録完了したの?』という方へ。
設定(画面の一番右上の縦丸3つ)ボタンを押して、「サービス表示情報更新」ボタンを押しましょう。
「マイ サービス」リストに「iDアプリ」が表示されれば大丈夫です。
ちなみにこのリストで「iDアプリ」を押しても、ドコモのHPへ飛ぶだけです。「iDアプリ」を開きたいときは、直接「iDアプリ」を開きましょう。
まとめ
今回は、SIMフリースマホで「iD」を使えるように設定する方に向けて、SIMフリースマホで「iD」を始める方法を説明しました。
私が悩んだポイントを手順に盛り込んだので、この記事を読みながら進めれば、悩まずに設定できたと思います。
あなたもサイフを忘れても一日生き抜ける便利さを手にしましょう(笑)
なお、「iD」はSIMフリースマホだけでなく、スマートウォッチでも使える場合があります。
あなたは、SONYのwena wristという商品をご存知でしょうか?
時計のバンド部分がスマートウオッチになっていて、自分の愛用の腕時計をスマートウォッチ化できる優れものです。
wena wristに「iD」を登録しておけば、支払いの際にスマホを取り出す必要さえ無くなりカッコイイ生活ができますよ!
以下の記事も参考にしてみてください。
wena wrist activeのバンド幅は削って調整できるの記事
wena wristに登録した「iD」はオフラインで使うこともできるので、サイフやスマホが無い状況でもコンビニで買い物ができちゃうんです!
それでは。
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