どうも、たいちです。
海外留学するほとんどの人は英語を学ぶために海外へ行くと思います。
もちろん英語ができるようになることは大事です。
世界中の人と英語を使って話せるようになるのは、本当にとても楽しいです。
でも実際にカナダに留学してみて、英語を学ぶのと同じくらい、もしくはもっと大事なことがあるのに気がつきました。
それが次の3点です。
- 日本のことをもっと知っておくべき
- 自分の意見を言葉にして話せるように
- 日本とアジア諸国との歴史関係を知るべき
英語は結局ただのコミュニケーションツールに過ぎません。
せっかく英語ができるようになっても、英語を使って話す内容を持っていなければ意味がないです。
海外に来る前にもう少し勉強しておけば、もっと充実した海外留学になったという反省の意味を込めてこの記事を書きました。
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1.日本のことをもっと知っておくべき
学校に集まってくる世界中の人たちが、日本のことをよく知っています。
確かにカナダでも、街を走る車の半分は日本製、学校にあるAV機器も日本製、日本食(特に寿司)が好きな人は驚くほど多くて、日本のゲームやアニメが好きな人もたくさんいます。
あまりに日本製のモノが世界中に浸透しすぎていて、例えば「Nintendoって日本の会社なの?知らなかった!」みたいな人もいますが。
うれしいことに、ほとんどの人は日本に対して良いイメージを持ってくれています。
中には、私が日本人だとわかると、日本の話をしたくてウズウズしている人もいます。
世界中が日本に親近感を持ってくれているのは、とてもありがたいですよね。
もっと自分自身も日本に興味を持たないと
でも残念なことに、クラスメートが興味を持って日本のことを聞いてくれても、私に知識が足りず「ごめん、よく知らない」と答える場面があります。
「TOYOTAとNISSANはどっちが大きいの?」とか「大阪で有名な丸い食べ物の名前なんだっけ?」といった、わかりやすい質問には答えられます。
でも例えば、「何で日本の道路は左側通行なの?」「日本人は無宗教の人が多いの?なんで?」という質問には、「なんでだろうね…?」になってしまいます。
また、「最近観た日本の○○ってアニメ面白いね!」や「日本の○○って芸人、うちの国でも人気だよ」という時事ネタにも私は弱いです。
googleで調べて答えることもありますが、会話の流れは途切れてしまいますし、毎回調べられるとは限らないので、答えずに終わってしまうこともあります。
相手がせっかく興味を持って聞いてくれているのに、答えられないのは残念です。
海外に出たら誰もが日本人の代表になります。それなのに、相手の興味に応えてあげられないのはさびしいですよね。
2.自分の意見を言葉にして話せるように
海外の語学学校の授業では「これに対するあなたの意見は?」と聞かれる場面がとても多いです。
私のクラスではアジア人はこの質問が苦手で、考え込んでしまったり、短い回答になることが多いです。
他の国の生徒は、聞かれたことに対してすぐに「私はこう思う、なぜなら〜」という風にスラスラと応えていきます。
これは英語のレベルの問題ではなく「自分の意見を言葉にして話す」ことができるか?という違いだと思っています。
やはり、特に日本人は自分の意見をうまく表現するという教育を受けてこなかったので、自分の意見を言葉にしてハッキリと主張するということが苦手です。
普段の会話でも
これは授業に限らず、普段の会話でも「私はこう思うけどあなたはどう思う?」という会話は一般的です。
アジア人同士であれば、そこまでハッキリと意見を求められず安心なので、ついついアジア人同士で話しがちになってしまいます。せっかくいろんな国の人がいるのに…。
正直、自分の意見を言葉にして説明するというのは、慣れの問題だと思います。
語学学校の先生も言っていましたが、「英語を話すときは自分の人格を変えてしまう」という方法が一番手っ取り早いかもしれません。
3.日本とアジア諸国との歴史関係を知るべき
これは1点目に含まれる話ですが、特に重要なので別項目としました。
私のクラスには韓国人が数人いますが 、歴史がテーマの授業の後でこのように聞かれました。
「あまり話題にすべきじゃないかもしれないけど、竹島問題についてどう思う?」
恥ずかしながら、私はこの問題の内容や背景について詳しく知らなかったので、正直にそう応えました。
幸いそれに怒った様子はなく、問題の概要について簡単に説明までしてくれて、それで話は終わりました。
歴史的な事実として一般に知られている情報くらいは
また別の機会には、慰安婦の話や、年配の韓国人が日本語を話せることなども話題にあがりました。
彼らも、せっかく友達になった日本人とこの話題について議論をすると、何らかの溝を作ることになりかねないと考えていて、本当に少し話題にあがっただけでした。
ただ、もし意見などを求められたとしても、何か意見を言えるほど私はこれらの問題を詳しく知りません。
はっきり言って、多くの日本人が同じような状態だとは思います。
ただ、どの問題についても私が何も知らないことを、彼らが知ったらどのように思うでしょう。
少なくとも、韓国との間にあった「歴史的な事実として一般に知られている情報」くらいは持っておくことが礼儀だと感じました。
正直、今までこれらの問題をニュースで見ても身近な問題だと思ったことはありませんでした。でも、世界に出ればやはり私が日本人代表として認識される瞬間があります。
そんなことを考えさせられるやり取りでした。
まとめ
実際にカナダに留学してみて、英語を学ぶのと同じくらい、もしくはもっと大事な3点に気がつきました。
- 日本のことをもっと知っておくべき
- 自分の意見を言葉にして話せるように
- 日本とアジア諸国との歴史関係を知るべき
英語は結局ただのコミュニケーションツールに過ぎないということを忘れてはいけません。
せっかく英語ができるようになっても、英語を使って話す内容を持たないのであれば、全く 役に立たないのですから。
それでは。
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