カナダのお酒のルールと、オンタリオ州でお酒が買える店

image-canada-alcohol-13 生活全般

 

どうも、たいちです。

日本では、大人ならどこでも簡単にお酒が買えますよね。
仕事帰りのコンビニでビールを買って、飲みながら家に帰るのも幸せです。

でも、それはカナダではムリです。

州によって違いますが、近所のコンビニに酒は売ってないし、外で歩きながら飲んだらダメです。

今回は、そのあたりのカナダにおけるアルコール事情をまとめました。

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カナダにおけるお酒のルール

カナダにおけるお酒のルールは次の通りです。
今回はオンタリオ州を中心に説明します(ケベック州を除く各州もだいたい同じ)。

  • お酒を飲めるのは19歳から(ケベックなど一部の州は18歳)
    州ごとの年齢はこちら(英語)
  • 州から認められた「特定のお店」でしかお酒は買えない
    州ごとのルールはこちら(英語)
  • 公園などの屋外でお酒を飲むことはできない【注意!】
    →法律「Liquor Licence Act」 ssec 31(2)の定め
  • バーでもお酒を提供できるのは午前2時まで(「朝まで飲もう!」はムリ)
  • バーや酒屋で「写真付きID(免許証やパスポート)」の提示をよく求められる
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    (こちらは酒屋の入り口の注意書きです)

 

カナダは日本よりお酒のルールが厳しいですね。

さすがに「カナダのルールは古くさくて厳しすぎる!」という声が多く、少しずつ緩和されていく流れのようです。

 

オンタリオ州でお酒が買える場所

先ほどルールで説明した通り、お酒は決められた「特定のお店」でしか買えません。
もちろん、バーやレストランなどでは普通にお酒が飲めます。今回は「買う」場合のお話です。

それでは具体的にどこでお酒が買えるのか?オンタリオ州を例に3種類に分けて説明します。

 

①LCBO

最もお酒の品ぞろえが良いのが、ここLCBOです。

LCBOの正式名称は「Liquor Control Board of Ontario」。その名前が示すとおり、政府が運営するお店です。

ビール、ワイン、ウイスキー、ウォッカ、リキュールなど、だいたい何でも買えます。

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カナダ産が有名な「アイスワイン」も買えるし、日本酒だって売ってますよ。

「アイスワイン」については、こちらの記事もどうぞ。
逃げ恥に登場のワイン産地?ナイアガラオンザレイクのアイスワインフェスティバルの記事

値段の目安としては、バドワイザーの500ミリ缶6本で15ドル(1,300円くらい)くらいです。

LCBOの営業時間

夜は9時か10時までですが、日曜は早く閉まります。
祝日もお休みなので注意してください。

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②The Beer Store

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名前が示す通りビールが中心のお店です。

こちらは政府ではなく、複数の地元のビールメーカーが出資しています。

ビールを1本単位ではなく、ケース単位(6本、12本、24本)で買うのが基本です。

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ケース単位で買えば、上のLCBOで買うより安く買えます。
例えばバドワイザーの350ミリ缶24本で40ドルちょっと(3,400円くらい)です。

The Beer Storeの営業時間

夜は9時までですが、日曜はLCBOより早く閉まります。
やはり祝日はお休みです。

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③その他でお酒が買える店

昔は上の「LCBO」と「The Beer Store」でしかお酒を買えませんでしたが、今は以下のお店でも買えます。

  • Wine Rack(ワイン専門店)
  • スーパーの中に併設されている「ワイン屋」
  • 一部のスーパーでは、売り場にビール・ワインが並んでいる

 

スーパーについては、お酒を買えない店の方が多いです。ニュースによれば、今後はお酒が買えるスーパーが増えていく予定のようです。

近所の「Loblaws」というお値段高めのスーパーには、ワイン屋が併設されています。
でも、全ての店舗に併設されている訳ではないようです。

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例えば「walmart」でも、1つの店舗ではビールが売られていますが、他の店舗では売られていませんでした。

 

空き缶・ビンを返すとお金がもらえる

2番目に紹介した「The Beer Store」では、お酒の「空き缶」「空きビン」を回収しています。
缶・ビンを返すとお金がもらえるので、カナダ人はマメに返しに行きます。

ただ実は、「お金がもらえる」ではなく「お金を返してもらえる」が正解です。
我々お客さんは、お酒を買う時にデポジット(預け金)として缶・ビンのお金を払うからです。
(「LCBO」のレシートには、明確にデポジットの金額が記載されています。)

私も試しに缶とビンを返してみました。
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「The Beer Store」の返却コーナー(レジと一体)で、レジのお兄さんに缶・ビンを渡すと数をかぞえてくれます。
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今回は、缶とビンをあわせて42本で4ドル20セント(1本あたり@10セント)を、現金でもらえました。
ちなみに、ワインのビンなら@20セントです。

ビールを買いに行くついでに前回の分を返せば、ビール代の足しになりますね。
あと、エコに貢献しないと。

 

まとめ

今回は、カナダのアルコール事情として以下を紹介しました。

  • 日本と比べて厳しい、カナダのお酒のルール
  • オンタリオ州ではどこでお酒が買えるか
  • 空き缶・ビンのデポジット制度

 

自然が豊かなカナダでは「ここでビールが飲めたら最高だな」という場所がたくさんありますが、残念ながら飲めません。

法律が変わるのを期待して、今はガマンしましょう。

それでは。

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